性病予防の法律とコンジローマにバルトレックス

日本国内では、梅毒や淋疾、鼠径リンパ肉芽腫などのSTDを予防する法律として昭和23年に性病予防法が施行され、現在では尖圭コンジローマやクラミジアなどのSTDだけで無く、インフルエンザや結核、コレラなどの感染症も予防する感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律が活用されています。
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス6型もしくは11型に感染する事で亀頭の冠状溝周辺や陰茎部、女性器全体などのブイに淡紅色ないし褐色の乳頭状や鶏冠状の疣贅が発症する感染症であり、一般的には表皮や粘膜上皮などの表皮基底層細胞に感染し体内組織への移行性は無いと言われていますが、後天性免疫不全症候群や閉塞性乾燥亀頭炎などと同様に陰茎癌の発症原因と考えられています。又、感染細胞内では、分裂や遺伝子情報の複製に加えて、アポトーシスが阻害される為に異常な増殖が繰り返され特異な病変を形成します。
治療法としては、液体窒素凍結手術や電気メス切除手術などの外科治療、漢方薬薏苡仁やバルトレックスなどの薬剤治療があります。
バルトレックスは、単純ヘルペスウイルスや水痘・帯状疱疹ウイルスなどのヒトパピローマウイルスに対して絶大な効果を示す抗ウイルス薬です。バルトレックスは、デオキシリボ核酸の複製に不可欠なdGTPに分子骨格が類似しているアシクログアノシンに必須アミノ酸Lバリンを縮合反応させたバラシクロビルを主成分とするデオキシリボ核酸ポリメラーゼ阻害薬であり、患部細胞内でアシクログアノシンがdGTPと置換されウイルス増殖を阻害します。又、バルトレックスは、従来の抗ウイルス薬よりも患部細胞への医薬成分の移行性が高く、服用回数が少なく改良され非常に便利になっています。

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